支える人が燃え尽きないために。
医療・福祉・教育など、対人援助に関わる方々、
そしてその支援を支えるご家族も、
日々「感情労働」に携わっています。
人に寄り添うことは、
目には見えないエネルギーをたくさん使うものです。
相手の痛みや不安を受け止めながら、
知らず知らずのうちに自分の心をすり減らしていく。
やがて、無力感や怒り、恐怖、そして強い消耗感に襲われることもあります。
志をもってはじめた“やりがい”のある仕事なのに、
理想と現実のはざまで苦しくなること、ありませんか?
人には優しくできるのに、なぜか自分には優しくできない。
そんな自分を責めたり、否定したりしていませんか?
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かつて私自身が、支える仕事のなかで燃え尽きた経験があります。
だからこそ今、同じように頑張っている誰かの力になりたいと思っています。
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いきなり「自分に優しくして」と言われても、
それがとても難しいこともあります。
「どうすればいいのか分からない」
「そんな余裕なんてない」
そんな声を、これまでたくさん聞いてきました。
だからこそ、支える人が安心して立ち寄れる場を
大切にしていきたい。
今どんな気持ちがあるのか、
どこに力が入り、どこが疲れているのか。
燃え尽きる前に
ほんの少し、自分の心に目を向けてみていくこと
その小さな一歩が、自分を大切にするきっかけになります。
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